平治の乱の後、源義経は平清盛に捕えられ鞍馬山に入りましたが、その後平泉の藤原秀衡のもとに下り保護されていました。治承４年(１１８０年)になって源頼朝が挙兵した時、義経は平泉から奥州各地の兵を引き連れながら鎌倉に駆けつけました。福島からは佐藤基治の子、継信(つぐのぶ)と忠信が加わわりました。基治は息子２人を白河の関の旗宿まで見送り、別れの時に桜の杖を地面に突き刺して「忠義を尽くして戦うならこの杖は根づくだろう」と言って励まし福島に戻って行きました。それ以来、旗宿のこの場所は「庄司戻し」と呼ばれています。

治承４年(１１８０年)、源義経が平家追討のため、平泉を発し、この社前に戦勝を祈願して、この松に矢を射立てたと伝えられています。

治承４年(１１８０年)、源義経が平家追討のため平泉を発し、この社前に戦勝を祈願、旗揃えをした時、この櫻に源氏の旗印を立てたと伝えられています。