石川啄木（函館）
函館を愛した石川啄木に会うため、函館に行って来ました。最初に 訪ねたのは啄木の坐像がある大森海岸の啄木小公園です。 台座には 「潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜茄子よ 今年も咲けるや」 という短歌が刻まれています。この短歌は野辺地の愛宕公園の歌碑に刻まれている短歌と同じものです。 今の大森海岸は護岸工事のため砂浜とコンクリートだけですが、当時は浜茄子が美しく咲き誇っていたそうです。
石川啄木坐像
「るるぶ」には載っていませんでしたが、啄木小公園の隣に「啄木浪漫館」が造られていました。 ここには啄木関連のパネルと資料が展示してあります。またメインテーマの浪漫シアターでは啄木の実像ロボットで代用教員時代をリアルに再現し、ワイドスクリーンによる映像で明治時代へ誘ってくれます。
啄木浪漫館
ホテルに「函館市文学館」のパンフレットがありました。この建物は大正１０年に第一銀行函館支店として建てられたもので、函館市の「景観形成指定建築物」であり、平成元年以降は「函館市文学館」として利用されています。 ここには、今東光、石川啄木など函館ゆかりの作家十数名の業績と文学作品が展示してあります。
函館市文学館
ナビで見つけた「石川啄木資料館」は「函館市文学館」の２階にありました。「函館市文学館」の２階の全フロアが「石川啄木資料館」になっていて、啄木関連の資料が豊富に展示されています。啄木ファンなら一度はおとづれたい資料館です。
石川啄木資料館内部
函館の啄木を訪ねる旅の最後は、啄木の数多くの歌碑の中から「函館公園」にある歌碑を見に行きました。 この歌碑には
「函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」 の短歌が刻まれています。 写真をクリックすると歌碑の説明文が見られます。
函館公園・啄木歌碑
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